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実は脳機能障害の一種!? アスペルガー症候群(AS)の原因とは【基礎知識編】

投稿日:2018年4月6日 更新日:

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駆け出しWEBライターのあさちゃんと申します! 「ADHD」と「アスペルガー症候群」を患っておりますが本人は気にせず今日も生きております。ごはんおいしい。プロフィールはこちらから

こんにちは、あさちゃんです!

 

皆さんはアスペルガーアスペアスペルガー症候群といった言葉を聞いたことがありますか?

アスペルガー症候群(以下AS)は、前回ご紹介した発達障害の一分野である自閉症スペクトラム障害(ASD)に統合された障害です。

▽▼当該記事はこちらからもご覧いただけます▼▽

知ってますか?発達障害の基礎知識【世界自閉症啓発デー】

 

より正確にご説明しますと、DMS-4(注1)にて定められた発達障害、「学習障害(LD)」、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」、「広汎性発達障害(PDD)」のうち「広汎性発達障害」の一種であり、広汎性発達障害はその特性により自閉性障害、レット症候群、特定不能の広汎性発達障害などに分類され、その中にASも含まれてはいたものの、診断基準などに疑問が出始め、DMS-4の改訂版にあたるDMS-5(注2)にて、広汎性発達障害は、新たに作られた障害、「自閉症スペクトラム障害」に統合され・・・ええい、ややこしい!

(注1)アメリカ精神医学会が1994年に発行した精神疾患・精神障害の分類マニュアル。正式名称「精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-4)」

 

(注2)2013年発行。正式名称「精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-4)」

つまるところ、ASをはじめとした広汎性発達障害は、自閉症スペクトラム障害に統合されました。

 

しかし、自閉症スペクトラム障害が制定されたのが2013年、ごく最近であることからもお分かりいただけるように、現在成人している発達障害者の多くは、過去の診断名を使用している方も少なくありません。

今回の記事では、それら広汎性発達障害の中でも特に有名なアスペルガー症候群についてお話いたします。

題して

ご存知ですか?アスペルガー症候群の基礎知識~前編~」、

始まります!

 

アスペルガー症候群と「三つ組みの障害」

 

アスペルガー症候群をはじめとする広汎性発達障害には、三つ組みの障害と呼ばれる、以下の3種類の共通の特性が存在します。

・社会性の障害

・コミュニケーションの障害

・想像力の障害

 

社会性の障害

他者への興味・関心が薄く、対人関係の構築に消極的です。

また、他者の心情や思考を推測する能力心の理論(注3)の発達が未熟であるため、他者に共感する能力が低く、よく言えばマイペース、悪く言えば他者の心情や周囲の状況を鑑みない(=空気の読めない)関わり方をしがちです。

他者の心情や思考を推測する能力

 

コミュニケーションの障害

健常者が自然に行っている、表情仕草語調など、言語外での情報のやり取り、すなわち非言語性コミュニケーションを行うことが苦手です。

そのため、他者が発した言葉に隠された意図を読み取れず、字義通りに受け取ってしまいがちにです。

 

想像力の障害

これをすればこうなるといった予測を立てることや計画の立案を苦手とします。

そのため、予想外の出来事が起きた際、自分の中での処理が追いつかず、強い不安感を抱く傾向にあります。

また、自分のやり方に強くこだわるため、周囲からのアドバイスを受け入れたり、応用することが苦手です。

さらに、興味が特定の分野のみに集中し、一般常識などをはじめとするその他のことが疎かになる傾向があります。

 

「三つ組みの障害」以外の症状

上記のように、アスペルガー症候群は主に対人関係に困難をもたらしますが、その他にも以下のように、様々な症状に悩まされる場合が存在します。

 

感覚過敏と感覚鈍麻

嗅覚・視覚など特定の感覚が極端に敏感、あるいは鈍感になり、日常生活に様々な支障をきたします。

 

運動障害

個人差はあるものの、AS当事者の多くは身体の動きの制御がスムーズに行えません。

 

その症状は個人差が大きく、物をうまく投げられない反復横とびができないなど、比較的軽度なものから、スムーズに歩くことができない走ろうとすると転ぶなど日常生活に支障をきたすほど重度なものまで様々です。

 

まとめ

今回はASの代表的な特性である、三つ組みの障害感覚過敏・鈍麻運動障害の概要をご説明いたしました。

これらの症状は、日常的にAS当事者たちに負担を与え続けています。

その苦しみを健常者が共感することは困難でしょう。

しかし、理解はできなくとも、それらを知識として蓄えることは、きっと無駄にはなりません。

なにせ、ASは全人口の1.5パーセント、およそ70人にひとりの割合で発生する、決して珍しくない障害です。

ほぼ全ての方が、一生のうちに何度もAS当事者と関わることになるでしょう。

AS当事者に関わる際、知識の有無は皆さんの想像以上に大きく影響するはずです。

 

いかがでしたか?

この記事を通し、皆さまが発達障害に少しでも興味を抱いていただけたのであれば、私ことあさちゃん、これに勝る喜びはありません。

ぜひ今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い致します。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

次回予告

次回の記事は今回に引き続き、

「ご存知ですか?アスペルガー症候群の基礎知識~後編~」

を、お送りいたします!

どうぞお楽しみに!

 

 

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