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パーキンソン病はもう難病じゃない?iPS細胞を使った新治療法!

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北九州生まれの北九州そだちの36歳です。障害は躁鬱病を持っていて、仕事は営業や編集現場管理など様々な事を経験させてもらいました。自身の経験から色々お話しさせて頂ければと思います。よろしくお願いします。

世界中で難病とされ、患者さんの数がとても多い病気であるパーキンソン病。そんなパーキンソン病の患者さんに、光明のさすニュースがこの度京都大学より発せられました。医療業界に革新的な発展をもたらしたiPS細胞を使った治療方法とは?

特定疾患にも認定されているパーキンソン病とはどんな病気?

パーキンソン病を皆さんはご存知でしょうか?

簡単に説明すれば脳に異常ある事で体の動きに障害が現れる難病です。現在日本には14万人程患者さんがいらっしゃる病気です。治療方法が発見されておらず、

日本では特定疾患に認定されています。

手の震えのイラスト

この病気の症状としては、歩行速度や腕の振り幅が小さくなったり、手足に震えが出たり、筋固縮で関節が曲げ辛かったり、バランスがとり辛かったりという症状が出ます。進行性の病気で、昔は10年で寝たきりになると言われていた病気です。

日本では10万人に150人程の患者数と言われていますが、ヨーロッパやアメリカは10万人に300人程患者数がいるとされ

西側諸国で高い発症率を持った病気です。鬱や認知症を伴う事もあり、衝動制御障害が合併することもあります。

世界地図のイラスト

現在は、早期に治療を始める事で、症状の進行を緩和でき自立した生活を保つことが出来ます。原因は脳内部室で運動調節の指令をしてくれる「ドパミン」の減少です。パーキンソン病はこのドパミンの生成が不十分となり運動機能の調節が上手くいかなくなって体の障害に現れる病気です。

アルツハイマーのイラスト

治療方法としては、運動がありますが、手足の震えや姿勢反射などで体が上手く動かせないのを嫌って人前に出るのを嫌がる人も多くいます。

しかし運動することで筋力の低下を防ぐとともにドパミンの増加にもつながる事から推奨されています。

ドパミンの分泌量を増やすことも有効な治療方法です。幸福感を得られたり、やる気を高める事で分泌を増えるそうです。何か目標を立ててクリアするごとにご褒美を自分に与えてあげるなど楽しみながら治療を進める事が肝心です。

また、タンパク質の一種でもある「チロシン」を含む食品を食べる事も有効な治療法とされています。チロシンはドパミンをはじめとする神経物質の原料とされており、アーモンドや大豆、かつお節などに豊富に含まれています。これによりストレス緩和や鬱の改善にも効果が期待できます。

豆腐のイラスト(絹)

治療への光明、iPS細胞を使った治療でどう変わる?

そんな病気にこの度光明のさすニュースが上がりました。京都大学でiPS細胞を使って治療への治験が国内で初めて行われるようになりました。京大iPS細胞研究所の高橋淳教授らがすでにサルを使った実験で効果や安全性を確認し準備を進めてきたものです。

iPS細胞とは、どの細胞にも属さない、逆を言えばどの細胞にも変化しうる細胞で、2012年に京都大学の山中教授が作り出したことでノーベル医療学賞を受賞しました。血液などから作り出せる細胞で今後の医療に大きな貢献をしたと言われています。

IPS細胞のイラスト

今回の治験の目標は運動障害への対処法が主なもので、残念ながら認知症への効果のほどは分かっていませんが、それでも患者さんにとって朗報になる可能性が高いとされています。現在のパーキンソン病への対策は薬物療法が主ですが、細胞の死滅を止められないために10年以上の経過で効果が薄れるケースが多くあります。

副作用にも十分注意が必要です。サルでのある程度の安全性が確保されたとはいえ、人間でキチンとした治療というわけではありません。また、この方法が確立しても、元の状態に完全に戻るわけではありません。ある程度障害を受け入れて治療を行う必要があります。

寝たきり解消、自尊心を保って健康な老後を送るために

将来寝たきりになる可能性が低下し、ある程度病状の進んだ人も自立して生活ができるようになる可能性が高まった事は良い事と言えるかもしれません。

自立した生活を送る事は自尊心を保つうえでも大切な事です。

具合の悪い入院中のお爺さんのイラスト

現在は重度の患者さんに対しての手術という方法がありますが、当然脳の手術ですのでリスクも高いのですが、効果もある程度の進行を抑えるといった程度にしかすぎません。その中で

今回のiPS細胞による治療が一定の成果を上げる事が期待されています。

治験のイラスト

こうした科学のめざましい進歩によって、どの病気も将来はかつては難病とされていたとなることが望ましいです。とくに若い世代でこうした難病と闘う人も少なくありません。そうした方にこういった救いの手を差し伸べれるようなニュースは今後の将来を明るくしてくれます。

またそうした医療が日本で発達することで先進医療大国となる可能性もありますし、多くの難病で悩む患者さんのためにも、ぜひそうなって欲しいものです。

 

厚生労働省:PDF

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