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こんにちは!
ドリームネットシステムズ WEBライティング部 統括部長(自称)
あさちゃんです!
さて今回は前回に引き続き、文章の基礎についてお話してゆきます。
今回のテーマはズバリ「句読点」!
はりきっていきましょう!
ササッと読むための目次
句読点について復習しよう
コトバンクでは句読点を以下のように定義しています。
「文の切れ目や文中の意味の切れ目などに添える符号。句点と読点。広義には、句点・読点のほか、感嘆符・疑問符・中黒(なかぐろ)・コンマ・かっこ類などをも含めていうこともある。」
コトバンクより引用
・・・「」の類も句読点に含まれるのか・・・知らなかった。
さて、今回は句読点の中でも文章に必須中の必須である読点「、」と句点「。」について詳しくご説明いたします。
句点
句点「。」は文章の終わりにつけることによって、その文章が終了したことを示す記号です。
読みやすい文章を書くためには、適度な感覚で句点を打つこと、すなわち適度な長さの文を書くことが重要です。
あまりに長い文章を書いてしまった場合には句点を打てそうな場所=文章を区切れそうな場所を探してみましょう。
読点
句点が文章の終了を示す記号であることに対し、読点「、」は文章中の要素をグループ化する、すなわち「関係の強い要素をまとめ、関係性の弱い要素を切り離す役割」を持っています。
さて、ここまでお読みいただいた方は、次のような疑問が浮かぶかもしれません。
「読点は適当に読みやすい場所に打てばよいのではないか?」
この考えは間違い!
読点を打つことができるのは、以下の14パターン時に限られます。
①文の主題、主語が長い場合
長すぎる主語、主題を区切ることによって、文章を読みやすくします。
(例)
②引用後の「と」の前
「」(かぎかっこ)の代用として読点を使うことができます。
(例)
before
チャックあいてますよと優しいご婦人が教えてくれた。
after
チャックあいてますよ「、」と優しいご婦人が教えてくれた。
③原因や理由、条件をあらわす節のあと
「理由や条件」とその「結果」を区切ります
(例)
before
草むらの中に入ると野生のポ○モンが跳び出して来た!
after
草むらの中に入ると「、」野生のポ○モンが跳び出して来た!
④接続詞・逆説の助詞のあと
(例)
before
モテようと精一杯おしゃれをしたのに街行く人々は皆私を避けてゆく。
after
モテようと精一杯おしゃれをしたのに「、」街行く人々は皆私を避けてゆく。
⑤時を表す語句のあと
(例)
before
12月24日街にはなぜか浮かれたカップルが歩いている。憎い。
after
12月24日「、」街にはなぜか浮かれたカップルが歩いている。憎い。
⑥名詞や動詞に装飾語が複数つく際、それらの間に
複数の装飾後を1つの名詞、動詞に適用します。
(例)
before
私は高級レストランで、威厳たっぷりに大声で注文した。「納豆定食1丁!」
after
私は高級レストランで、威厳たっぷりに「、」大声で「、」注文した。「納豆定食1丁!」
⑦文や節、句や語を並列的に配置する際のそれぞれの間
(例)
before
私の実家は築三十年広さは100坪山頂に建っているが、屋根も壁もない。
after
私の実家は築三十年「、」広さは100坪「、」山頂に建っているが、屋根も壁もない。
⑧言い換えの語句(「つまり」、「すなわち」など)の代用
(例)
before
コミックマーケット日本全国のモテない人々が参加を許された、数少ないイベントのひとつである。
after
コミックマーケット「、」日本全国のモテない人々が参加を許された、数少ないイベントのひとつである。
⑨挿入句の前後
(例)
before
この家は空き家であるはずなのだが毎晩何者かの叫び声が聞こえてくることで有名だ。
after
この家は「、」空き家であるはずなのだが「、」毎晩何者かの叫び声が聞こえてくることで有名だ。
⑩強調、強調語句のあと
(例)
before
おまえが犯人だ!
after
おまえが「、」犯人だ!
⑪独立語(呼びかけ、応答など)のあと
(例)
before
おいナマコを丸かじりするな!
after
おい「、」ナマコを丸かじりするな!
⑫格助詞(「~が」、「~を」など)の省略後
(例)
before
おとなりの河童の皿を割ってしまった。
after
おとなりの河童の皿「、」割ってしまった。(「~を」を省略)
⑬読みの区切り
(例)
before
1枚2枚3枚4枚・・・8枚9枚・・・、1枚足りない・・・。この河童の皿でいいか。
after
1枚「、」2枚「、」3枚「、」4枚・・・8枚「、」9枚・・・、1枚足りない・・・。この河童の皿でいいか。
⑭カナが続いて読みにくいとき
(例)
before
べんけいがなぎなたでポールダンスする
after
べんけいが「、」なぎなたでポールダンスする。
いかがでしたか?
句読点を「適切な位置」に打てば、皆さんの文章はより一層読みやすくなるはずです。
そのためのルールは全部あわせて14個、決して少なくありませんが、頑張って覚えてみましょう。
目指せ、「句読点マスター」!
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